取材?! いやいや、それって・・・

おととい土曜日に電話が鳴りました。「お宅のパンがすごく評判がいいと聞いたんで是非、取材に伺いたい」「俳優の萩原流行が伺います。とてもパン好きの方なんですよ」・・・ミーハーな私はもう舞い上がってしまいました。

よく聞くと一般に売られている雑誌ではなく病院の待合室や銀行のロビーに置かれている雑誌だとか。糖尿病の人にお勧めしたいうちのパンにうってつけの媒体！！さらに舞い上がると・・・

「有名な方を大阪まで呼ぶのに色々経費がかかるので５万円負担して欲しい」と言われ、ちょっと引っかかったけど、広告を出すと割り切ればいいか～病院に来る人に見て欲しいしなーとろくろく考えもせず、一旦受けてしまったんです。

で親や友達に知らせまくって得意気になっていたんですが、はたと気づきました。雑誌社の人、うちのパンを試食もせずいきなり萩原流行連れてくるの?電話一本でじゃあ月曜日の夜、よろしくお願いしますって・・・どんな店でどんなパン売っているか知ってるの?大豆パンって単語はちっとも会話の中で出てこなかったけど。おまけに定休日ですが・・・それすら知らない風だったし・・・

なんかここって、割り切って広告と考えるにもあまりに雑で５万円払って有名人呼び寄せて写真撮る程度で良しとするレベルなんだろうな、雑誌はちゃんとできるかもしれないけど本当に病院や銀行に置かれるのかも怪しいし例えそれもちゃんとしてたとしても、ここのパンを食べてみたいと思わせてくれるような内容には絶対仕上がらないだろうな・・・萩原流行と並んでパンを持って微笑む俺・・・以上。そんだけの記事で終わるだろうな・・・

とやっと冷静に戻りました。で、断りました。萩原流行はこの日ちゃんと大阪で仕事をしているようです。所属プロダクションに電話かけて確認しましたよ。単なる好奇心で店に来て欲しかったんですけどねー。でも５万円でチラシまく方がよっぽど効果でありそうですよねー。こういうビジネスあるってことが勉強になりました。お店構えるといろいろ面白いことありますね。